神奈川県横浜市の甲状腺クリニック 横浜甲状腺クリニック 港北区 新横浜駅

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神奈川県横浜市の甲状腺クリニック 横浜甲状腺クリニックの電話番号は050-1808-9438

神奈川県横浜市の甲状腺クリニック 横浜甲状腺クリニックは新横浜駅より徒歩1~2分です

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術後甲状腺機能低下症

甲状腺の腫瘍やバセドウ病などで甲状腺を切除すると、甲状腺ホルモンを作り出す能力が低下します。

甲状腺全摘術(甲状腺を全て摘出する手術)を行うと、必ず甲状腺機能低下症になり、生涯にわたり甲状腺ホルモン薬(チラーヂンS) を服用し続ける必要があります。

甲状腺片葉切除(甲状腺の片側だけ切除する手術)では、およそ20~40%の人が、手術後に甲状腺機能低下症となります。

甲状腺全摘後における「甲状腺ホルモン薬」の服用について

甲状腺を全摘し、甲状腺が全く無い状態で甲状腺ホルモン薬(チラーヂンS)を服用した場合、TSH(甲状腺刺激ホルモン)FT4値が正常範囲内であっても、FT3値が低く、「寒がりになった」「動作が鈍くなった」などの甲状腺機能低下症の症状がしばしば起こります。

このような状態の場合、FT3値が正常になるように(手術前と同じくらいの値になるように)、チラーヂンSを多めに服用していただくと症状は改善します(その際、「TSH値は正常下限値よりやや低め」になり、「FT4値は正常上限値よりやや高め」になります)。

「生体のエネルギーを作り出し、熱の産生を高める」といった甲状腺ホルモンとしての作用は、T3のほうがT4に比べて10倍ほど強力です。

服用したチラーヂンS(T4製剤)は、消化管から吸収されて血管に入り、「生理作用の弱いT4」はさまざまな臓器で「生理作用の強力なT3」に変換され、甲状腺ホルモンとしての役割を発揮するようになります。

したがって、FT4値が正常範囲内であっても、FT3値が低ければ、甲状腺機能低下症の症状が起こるので、FT3値が正常になるようにチラーヂンSの服薬量を調整する必要があるのです。

このことは、甲状腺専門病院である隈病院の多数例の検討で明らかにされています (Eur J Endocrinol 167: 373-378, 2012)。

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