神奈川県横浜市の甲状腺クリニック 横浜甲状腺クリニック 港北区 新横浜駅

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神奈川県横浜市の甲状腺クリニック 横浜甲状腺クリニックの電話番号は050-1808-9438

神奈川県横浜市の甲状腺クリニック 横浜甲状腺クリニックは新横浜駅より徒歩1~2分です

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甲状腺の病気に関するQ&A

甲状腺の病気に関するよくある質問を掲載しております。

甲状腺の病気について

バセドウ病橋本病を発症しやすい体質は子どもに遺伝します。

この遺伝的な体質に環境要因が加わって初めてバセドウ病や橋本病を発症すると考えられています。

バセドウ病では強いストレスや喫煙、妊娠・出産、感染など、橋本病では強いストレスやヨウ素過剰摂取、妊娠・出産、感染などをきっかけに発症すると考えられています。

つまり、バセドウ病や橋本病を発病しやすい体質を受け継いだからといって、必ず発症するというわけではありません。

バセドウ病や橋本病は思春期以降に発症することが多いため、気になる方はこの頃に一度調べるのがよいでしょう。

思春期以前では、子どもの発達や成長に問題がなければ、特に心配はありません。

バセドウ病を発症すると「頻脈、微熱、発汗増加、手の震え、疲れやすさ、体重減少、食欲亢進、排便回数の増加」などの甲状腺ホルモン過剰に伴う症状や「甲状腺の腫れ、眼球突出」がみられますが、特に小児では「身長の伸びが速くなる、落ち着きがなくなる、学力や運動能力が低下する」などの変化が現れることがあります。

橋本病では甲状腺の腫れや甲状腺機能低下の症状が認められますが、「身長の伸びが急に悪くなる」ことも小児期発症の橋本病に特有な症状です。

このような兆候があれば、小児科などで甲状腺の検査を受けることをお勧めします。

市販されている風邪薬や鼻炎薬の一部には、「①ヨウ素(ヨウ化イソプロパミド)が含まれているもの」「②交感神経を刺激する成分が入っているもの」があり注意が必要です。

ヨウ素(ヨウ化イソプロパミド)が含まれている風邪薬

ヨウ素を過剰に摂取すると、橋本病などでは甲状腺機能が低下する恐れがありますが、風邪のときに数日間服用する程度であれば問題ありません。

長期連用しないよう注意してください。

交感神経を刺激する成分が入っている風邪薬・鼻炎薬・漢方薬

交感神経を刺激する成分 エフェドリン、無水カフェイン、ジプロフィリンなど
葛根湯・小青竜湯・麻黄湯に含まれる麻黄(マオウ)
麦門冬湯などに含まれる人参(ニンジン)

バセドウ病などで甲状腺ホルモンが過剰な状態では、交感神経が緊張して脈が速くなっています。

この状態で交感神経を刺激する成分の入っている風邪薬や漢方薬を服用すると、交感神経が過剰に刺激されて、脈が更に速くなり、動悸や息切れがひどくなることがあります。

したがって、甲状腺ホルモンが正常化していない状態では、服薬を控えた方が望ましいといえます。

インフルエンザや新型コロナウイルス、肺炎球菌、帯状疱疹、風疹などに対するワクチンは、甲状腺機能が正常で安定していれば、問題なく受けることができます。

ただし、バセドウ病などの治療を始めて間もない時期で、血液中の甲状腺ホルモンが高い場合は、甲状腺機能が安定するまでワクチン接種を控えてください。

ワクチン接種後はアナフィラキシーといって、じんま疹や腹痛や嘔吐、息苦しさなどの症状が急に起こることがまれにあります。

その際に用いられるエピネフリンという注射薬は、交感神経を刺激する作用があるため、甲状腺機能が亢進した状態で使用すると、頻脈や不整脈を引き起こす恐れがあります。

バセドウ病などで血液中の甲状腺ホルモンが高い時期は抜歯を控え、甲状腺機能が正常化してから治療を受けてください。

抜歯の際に使用する局所麻酔薬には、エピネフリンという血管収縮剤が含まれています。

エピネフリンには交感神経を刺激する作用があり、甲状腺ホルモンが高いときに使用すると、心拍数や血圧が上がる恐れがあります。

また、抜歯自体がストレスとなり、甲状腺機能亢進症が悪化したり、甲状腺クリーゼ(生命にかかわる危険な状態)を発症する可能性もあります。

甲状腺機能が正常で安定していれば、局所麻酔で問題になることはありません。

橋本病の人が「ヨード造影剤」を使う検査を受ける場合、造影剤の種類によっては長期間甲状腺機能が低下する恐れがあり、注意が必要です。

バセドウ病などで甲状腺機能が十分コントロールされておらず、甲状腺ホルモンが高い状態では、「ヨード造影剤は使用禁忌(使用してはいけない)」とされています。

詳しくはこちらをご覧ください。

はい、変化することがあります。

•バセドウ病(甲状腺機能亢進症)の場合、上の血圧(収縮期血圧)が高くなり、下の血圧(拡張期血圧)が低くなることがあります。これは、甲状腺ホルモンの影響で心臓の働きが活発になり、脈が速くなるためです。

•橋本病(甲状腺機能低下症)の場合、上の血圧(収縮期血圧)が低くなり、下の血圧(拡張期血圧)が上がることがあります。甲状腺ホルモンが不足すると心臓の働きが弱まり、血液の流れが悪くなるために血管が収縮し、拡張期血圧が上昇しやすくなります。

収縮期血圧 拡張期血圧 脈圧(収縮期血圧と拡張期血圧の差)
バセドウ病(甲状腺機能亢進症) ↑上昇 変化なし →
or
低下 ↓
広がる
橋本病(甲状腺機能低下症) 変化なし →
or
低下 ↓
↑上昇 狭くなる

どちらの場合も、適切な治療で血圧が安定することが多いので、気になる場合はご相談ください。

バセドウ病の内服薬(抗甲状腺薬)治療により、甲状腺の腫れがある程度小さくなることはありますが、完全に元の大きさに戻るとは限りません。

甲状腺が小さくなるかどうかは、以下の要因によります。

•病気の重症度:甲状腺の腫れが軽度であれば、治療によってある程度縮小する可能性があります。

•病気の経過:長期間にわたって甲状腺が大きくなっていた場合、縮小しにくいことがあります。

甲状腺の腫れは完全におさまらないことも多く、その場合はアイソトープ治療(放射性ヨウ素内用療法)手術といった治療に移行することがあります。甲状腺の大きさが気になる場合は、医師にご相談ください。

抗甲状腺薬について

バセドウ病を発症すると食欲が増して、たくさん食べるのに痩せてくるようになります。

これは全身の代謝が亢進して、エネルギーがたくさん使われるからです。

抗甲状腺薬が効いて甲状腺機能が改善し、全身の代謝が正常な状態に戻っても、しばらくは食欲が亢進したままで、元の正常な状態に戻らないことが多く、食べ過ぎて太りやすくなります。

適切な食事量を心がけ、運動に努めることが大切です。

ほとんどの場合は副作用でなく、過剰であった甲状腺ホルモンが減ってきたときに現れる一時的な症状です。

甲状腺機能が正常化し、しばらくすると過度の抜け毛はおさまります。

慎重に経過をみていく必要はありますが、服用をそのまま続けてください。

抗甲状腺薬の効果で甲状腺ホルモンが急激に減ったときに「こむら返り(筋クランプ)」が起きやすくなります。

甲状腺機能が正常化して安定すれば、自然と起きなくなります。

バセドウ病と眼の症状について

眼を動かす筋肉(外眼筋)や眼球のまわりにある脂肪組織が、免疫の異常によって炎症を起こして腫れ、眼窩(眼球が入っている頭蓋骨のくぼみ)の中の圧力が高まるために生じます。

詳しくはこちらをご覧ください。

現時点で眼の症状が出ていなくても、将来発症する可能性はあります。

バセドウ病による甲状腺機能亢進症と甲状腺眼症の発症時期は必ずしも一致しません。

甲状腺機能亢進症を発症する前に眼の異常が出る場合もあれば、甲状腺機能亢進症を発症した後で眼の症状が現れる場合もあります。

甲状腺眼症の発症・増悪因子として、「喫煙(受動喫煙も含む)」「甲状腺刺激抗体(TSAb)」「アイソトープ治療」などが挙げられます。

禁煙はご自身でできる唯一の予防法です。

バセドウ病で現れる眼の症状のほとんどは、眼を取り巻く組織の炎症によるもので、甲状腺機能の状態と直接の関係はなく、甲状腺機能が正常化しても必ずしも良くなるわけではありません。

したがって、眼の症状があれば早めに「甲状腺眼症専門の眼科医」を受診し、治療を受けることが大切です。

ただし、「上眼瞼後退(上まぶたがつり上がり、眼が見開いたようになる症状)」は、甲状腺機能が改善すれば徐々に治まることがあるため、しばらく経過をみても良いでしょう。

詳しくはこちらをご覧ください。

橋本病について

不妊治療を受けるときは、甲状腺の担当医に検査や治療内容を伝えておくとよいでしょう。

甲状腺ホルモンは妊娠の成立や維持、胎児の発育に必要なため、妊娠前から甲状腺機能を正常に保つ必要があります。

もし甲状腺機能が低下していれば、甲状腺ホルモン薬(チラーヂンS)を服用していただきます

子宮卵管造影検査や不妊治療に用いる薬剤によっては、甲状腺機能に影響が出ることがあるため、定期的に甲状腺機能検査を受けていただく必要があります。

子宮卵管造影検査で使用する「油性ヨード造影剤(リピオドール)」は、体内に注入後、なかなか排泄されず長くとどまり、半年ほどは甲状腺機能が低下することがあります。

体外受精をおこなう際、採卵前の卵巣刺激によって多数の卵胞が発育した結果、エストロゲンが過剰になり、甲状腺ホルモンに結合するタンパク質が増加して、甲状腺ホルモンが不足することがあります

また、体外受精の際、GnRHアゴニスト(GnRH誘導体)が使用されることがありますが、使用数か月後に破壊性甲状腺中毒症を起こすことがあります

腫瘍について

良性腫瘍が悪性腫瘍に変化することはまずないと考えられています。

ただし、超音波検査穿刺吸引細胞診で良性の可能性が高いと判断されても、悪性のものが潜んでいて、経過観察しているうちにそれがはっきりしてくることがあります。

したがって、良性と診断されても定期的に超音波検査を受け、腫瘍の大きさや形、内部の状態の変化を調べていく必要があります。

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